■   二番煎じの茶を一杯  ■
二番煎じでも美味いのダァ【メータ表示板の目盛加工(その2)】
  無線ネタが久しく無かったので、
二番煎じではあるがメータの表示板の目盛変更をご紹介。45前後の普通の大きさ(?)のメータの需要は高いようで、カナリの年代物のメータでも、割と高値で取引されているようである。ところが、メチャ大型のメータとなると、大き過ぎて使い難く需要が低いのか、リーズナブルな値段で入手できる。ヤフオクでもそうであったが、ハムフェアの会場でも山積みになった大型メータの値段は500〜1000円であった。で、ICOM製トランシーバの外部Sメータとして、こいつを500円でゲットしていたものである。ただ、この大型メータはその大きさから慣性力が大きく、Sに応じてピコーン・ピコーンと針が動いてくれない泣き所がある。これは最初から分かっていたことで、Sメータの実用性より来訪者の驚く様子を楽しみたかったので入手して使用していた。実際にシバラく使用して、マァそれなりに驚いてもらい、十分に楽しめられたので、今度は実用的な使用方法で余生を送らせてあげようと考えた。
 それは、パワーメータとして甦させてやろうというのである。リニアAMPのプレート・バリコンとロード・バリコンにはボールドライブで微調整が出来やすいようにしてある。ところが大きな45メータでも、
微調整がしづらい

 ----あんまり細かく調整しても意味はないんだが...苦Hi Hi
で、ここで満を持しての大型メータの登場である。こいつなら、微調整するにコト欠かないだろう。随分と昔のメータではあるが、ケースを開けると新品同様な状態であった。サスガにYEW製、丁寧なシッカリとした造りである。こいつを改造するのは気が引ける。でも、先ずは裏蓋のビスを外し、次いでフロントパネルを外してしまいます。気密性が高く、アクリルパネルの裏側もキレイそのものである。肝心なメータ目盛板もキレイ・キレイ。視点のズレを無くす鏡部分は若干曇っていたが、磨くとピカピカに変身。と言っても、面倒なので今回は、この鏡は使用しない。
 先ずは、リニア出力が1.2KWの時にフル・スケール近くになるように、メータの内部抵抗を変更します。半固定抵抗で、ちょうどにフルスケールになるように調整してもよいが、経年劣化を考えて固定抵抗で対応した。一応、Eシリーズの全抵抗(しかも1%精度)も持っているからネェ。この後、BIRD製のパワー計で、100Wごとに目盛位置をメモして、校正しておきます。
 次いで、目盛板をスキャナーで読み込みます。読み込んだ後、コントラストを強くして、白黒をハッキリ・クッキリに。そして画像処理ソフトの消しゴム機能でメータ板の不要な数値を消していきます。不要なYEWの名前やら、0.5級云々の表示も消してスッキリに。サァここで、いよいよパワーの数字の文字入れである。画像処理ソフトの高級なヤツには、画像データの中に文字を入れ、その文字の傾きや位置を微調整出来るものがあるようだが、こちとらぁ無銭家、そんなものは持っていない。大昔のパワー・ポイント(ppt)を引っ張り出してきて、こいつの機能で、画像データに文字を書き入れ、その傾きと位置を調整します。ただ、pptの難点は、位置調整がスムーズに行かない。トビ飛びにしか貼り付けられないので、微妙な位置ズレが出てしまう。でも、こういうコトには無関心なHYD、エェ〜ィままよ、とばかりに適当を絵に描いたようにしてパワー表示をしていきます。多少見栄えが悪くてもオリジナルの目盛は独特感がありFBです。で、
1KW以上は注意喚起で赤字にしました。
 こいつを適当な縮小にて印刷します。イロイロと縮小度を変えて、オリジナルの目盛板の位置決めの穴とピッタシとなるようにカット&トライします。縮度が決まれば、写真用プリンタ紙をセットし印刷します。
写真用印画紙にプリント 完成
 最後にコイツをカッターで切り、ビス止めの穴を100円均のポンチで開ければ、オリジナルの目盛板の
完成でぇ〜す
実際に使用してみると、微調整がしやすくて、VY FBです。
 ----微調の意味は少ないけれど(くどい! 
苦Hi
茶を一杯【外部キーパッド】

 ICOM製の無線機のMIC端子(8ピン)には、外部キーパッドにより4つのメモリ送出の選択が出来る端子がある。メモリの送出は、@CW ARTTY BPSK CSSBの4つのモードで可能なようであるが、この内、A〜CはHYD的には不要である。でも、@のCWモードは欲しい気がする(何が何でも欲しい、というレベルではない)。それにセッカクの機能である、使ってやらなくては、かわいそう。で、この外部キーパッドを付けることにした。しかし、サードパーティの市販品は、もう既に生産中止であるし、何が何でものレベルではないことから、自作することした。といっても、回路はとっても簡単だし、プラ製ケースに収めるツモリなので、ケース加工も楽勝。せいぜい、使い勝手あ良くて見栄えの良いSWを探すのがメンドイくらいか。でも、使用頻度などを考えると、これも適当でいいかもネ。...と考えている内に、秋葉に行く機会があり、秋月で安いプッシュSWを購入してきた。しかもカラフルなので、この色で1〜4の番号を識別すれば、テプラ等で番号を表示しなくてもヨサゲで、手間も更に省ける。その色とは、
  1.茶を一杯(茶 色)
  2.赤い人参(赤 色)
  3.第三の男(橙 色)
  4.岸 恵子 (黄 色)
のカラー・コードである。プラなので、穴あけも簡単に終わり、SWをケースに留めて、抵抗をSWの端子を利用して半田付けすれば、これも

完成でぇ〜す
 実際に使用するには、セット・モードにてExternal Keypad機能をOFF→ONに設定し、送出する文字を4つのメモリに設定しなければならない。これをセットすると、あっらぁ不思議、SWを押すごとにCWが自動で送出される。とりあえず、次のようにメモリ設定した。
   1.JA2HYD
   2.JA2HYD JA2HYD
   3.TU CU  73 E E
   4.R 599 TU
 これで、ペディション局を連呼する時や、呼ばれた際の応答もスゴく楽になりそう。
  ---って、まだ機会がなくて、実戦使用してません 苦Hi
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